引っ越した地域は小学校受験が盛ん。親の心がまえは?

お悩みの内容

 この春、4歳の娘とともに今の家に越してきました。ママ友の話によると国立・私立小学校が近くに多く受験させるご家族が多いとのことでしたが、実際幼稚園には塾の案内などの張り紙がたくさん。妻は環境の良さなどから受験に乗り気ですが、小学校入学まであと2年、今後に向けて親としての心がまえを教えてください。


回答

 小学校受験は、子どもの問題ではなく親の問題です。子どもの将来や授業料・交通費など、長期的な視点を持って受験を考えましょう。すなわち、小学校受験は中学受験へと続きますので、それをどのように考えるか、塾の費用や授業料などの金銭的な問題も派生します。(例えば、国立附属小学校受験に合格して入学したとしても、全員が附属中学校へ入学できるわけではありません。小学校の成績が中学校入学につながりますが、そのためには小学校入学後も塾へ行くことになるでしょう。中学入試に関しては、中高一貫校であれば、6年間を大学受験へ向けることができるので、難関大学受験希望であれば中学受験はメリットになると考えられます)

 大切なことは、受験に失敗してもそれを引きずらないことです。気持ちの切り替えがすぐできると思えるのであれば、受験も子どもの成長にとって弊害にはならないと思います。我が子の性質と親自身の性格を見極めて、公立にするか国立・私立小学校受験をさせるかを考えましょう。

監修:安田女子短期大学 保育科 教授 柿岡玲子
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